結論から言います。
転職大成功です。
家の旦那30代は、ブラック企業から一部上場企業へ転職することが出来ました。
転職前と転職後の待遇や給与面の比較
転職前(勤続10年目) 中小ブラック企業での給与明細
基本給 165,000円
技術手当 36,000円
業績手当 33,000円
合計 234,000円
転職後(勤続1年目) 一部上場ホワイト企業での給与明細
基本給 231,150円
家族手当 20,000円(妻・こども一人)
技術手当 32,000円
住宅手当 50,000円
合計 333,150円
ここには残業代が含まれていません。
なので、実は転職1年目は転職前の一番良かった時の源泉徴収上の年収はそこまで大きくは変わりませんでした。
年収だと転職前450万、転職後480万前後になったので30万円のアップです。
転職前のボーナスや残業が減った一番悪い時の源泉徴収は380万前後だったのでその時からは100万円アップにはなりますが。
なぜ転職してもあまり年収が上がらなかったのかと言うと、転職前はブラック企業で残業が100時間超える事も多々あり、残業代が基本給を超えることも多かったのが原因です。
残業代がちゃんと支給されていた点はまだ良かったと思います。
みなし残業で100時間残業しても残業代0なんて会社もありますもんね。
転職1年目の年収は転職前と大きく変わりませんでしたが、転職後は残業があまり無く、あったとしても1~2時間程度、住宅手当が出ることで会社の近くに住んだので、帰宅時間も早くなり労働時間はかなり少なくなりました。
なので実質的には年収アップですね。
残業が減ったのに年収は変わらないので。
そのおかげで、旦那も子供と一緒にいられる時間が増え、育児にも協力的で私も楽になりました。
転職前は子供が起きる前に出勤して寝た後に帰宅でしたから・・・
ブラック企業で勤務していた時の状況
子供が起きる前に出勤、寝た後に帰宅
(7時に家を出て平均10時30分頃に帰宅)
土日祝日も休日出勤があり、平均週6日は働いていました。
残業、休日出勤手当はちゃんともらえました。
ボーナスは年2回、一番多い時は手取り28万あったかな。
有給休暇はなかなか取れない状況。
出産の時は入院当日や退院など里帰りしないのもあり合計3日間は休めました。
繁忙期には会社に泊り、朝シャワーを浴びにだけ帰宅してすぐに出勤なんて事もありました。
退職金制度があるが、始めたばかりで雀の涙程しかでない。
一部上場ホワイト企業での勤務状況
残業は1日1時間~2時間前後。
家族手当や住宅手当など福利厚生が良い。
ただ、今後転勤があるかもしれない。
転勤だけは妥協しました。
転勤が無くて待遇のあまり良くない会社よりも転勤の可能性があっても上場企業が良いと旦那と意見が一致したので。
もしも転勤になったら単身赴任か家族でついていくのか決めようと思ってます。
退職金制度もしっかりあり、イデコなどで積み立てもできる。
有給休暇が取りやすい。
土日祝日は完全に休み。
たまに地方出張がある。
旦那に転職をしてもらおうと決意したきっかけ
転職前と転職後の年収はさほど変わらないにも関わらず転職を決めたきっかけは会社の業績悪化と出産。
出産して数か月経った頃から、会社の業績が悪化してきました。
今まで100時間を超えていた残業が0になる月もあり、定時で帰宅して育児を手伝ってくれるのはすごく助かりましたが。
基本給を超えるぐらい出ていた残業代がなくなると手取り20万を余裕で切ってしまいます。
私は専業主婦で無収入な上、都内で月9万円の賃貸に住んでいたので暮らしていけません。
0歳の子供がいるので働く事も難しいし、貯金もどんどん無くなっていくし、毎日不安で不安で・・・
これは旦那に転職をお願いするしか無いと強く思いました。
ちなみにその後数か月で業績が回復したのか以前の激務状態に戻りましが、残業0の経験から残業代をあてにして暮らしていく事に強い不安を感じました。
なので残業時間が以前の状態に戻っても転職してもらう事に迷いはありませんでした。
もう一つ転職に迷いが無かった理由は、激務に戻ったのにも関わらずボーナスはなぜか手取り10万円程しか無かった事。
転職時の旦那のスペック
- 大学中退(いわゆるFラン)なので最終学歴は高卒
- 転職経験無し、大学中退後12年1社で勤務
- 30代前半で新人の教育経験あり
- あがり症なので面接は苦手
- 会社への不満が多いが転職には前向きじゃない
- 過去一度転職活動をしたが転職出来なかった
こんな感じですが転職に成功できました。
最終学歴高卒で上場企業の総合職に転職出来るとは思いませんでした。
転職経験が無く、一社に長く勤めていたのは転職ですごく良かったみたいです。
なぜ転職に成功したのか
1.転職エージェントのお陰
転職サイトやハローワークにも求人情報はたくさんあります。
ただ、誰でも見ることが出来るので待遇の良さそうな求人には応募数もかなり多く競争率が高くなります。
競争率が高いと合格出来る確率も低くなります。
そして、特に注意したいのがハローワークの求人。
ハローワークは転職サイトと違い、無料で求人情報を掲載出来ます。
なのでお金の無い、経営に余裕のない会社の求人の可能性が高くなります。
求人票には良い条件が書いてあっても実際には違う場合も多いのでハローワークでの転職はあまりおすすめしません。
私自身や知人もハローワークの求人でブラック企業へ就職してしまった経験もありますので。
一方、転職エージェントで紹介される求人は一般には公開されていない非公開求人がほとんどです。
転職エージェントへ登録した人、もしくは転職エージェントの営業から紹介されないと知る事が出来ない求人です。
転職エージェントに登録されている企業は、エージェント経由で人を採用するとエージェント側へ成功報酬を支払います。
成功報酬は採用した人の年収の何パーセントや固定でいくらと決められていますが、何十万単位が多く結構高額です。
転職エージェントの営業は企業へ紹介した人が採用されると営業成績になり、インセンティブがもらえるので、紹介しても採用されなさそうな条件の人を企業へ紹介する事はありません。
実は会社に不満だらけの旦那は以前、転職活動をしていた時期がありました。
その時はリクルートエージェントなど転職エージェントにに登録せず、自分だけで求人サイトを見たりして転職活動をしていました。
そのせいもあり、書類選考で落ちるし、自分の経験を生かすにはどの業界を受けて良いのかよくわからないし、面接の時間を取るのも大変で気付くと転職活動をやめてしまっていました。
ちなみにこの時は同棲中で結婚しておらず共働きだったので私は特に旦那の転職活動は手伝っていません。
なので、転職エージェントはすごくおすすめです。
というか絶対に登録した方が成功の可能性が高まります。
それに、転職エージェントに登録すると営業の方もすごく頻繁に連絡をくれ活動を応援してくれるのでやる気も高まって短期間で決まる事が多いです。
自分だけだとうちの旦那のようにダラダラと活動して転職をやめるなんて事もありますので。
転職エージェントは転職者にとっては合格の可能性が高い企業を紹介してくれるので効率的に転職活動が出来ます。
仕事をしながら、有給も取りにくい状態で転職活動をするには効率がすごく大切です。
出来るだけ少ない面接回数で採用されるのが理想です。
働きながら転職活動をする人には面接の度に早退や欠勤はすごく大変なので。
ちなみに、旦那は3社、面接回数6回で今の会社に採用が決まりました。
転職活動開始から内定までは約5ケ月かかりました。
仕事しながらの転職活動の面接はどうやって休む?欠勤?仮病?
2.妻である私のお陰(笑)
働きながら転職活動をする忙しい旦那に変わって私が転職エージェントとメールしたり、転職エージェントへ登録したり、求人を探したり、キャリアシートを書いたりと結構活躍しました。
仕事をしている旦那と違い、専業主婦の私には時間がたくさんあったので。
転職エージェントとメールするためにはyahooやgoogleなどのwebメールを使うのがおすすめです。
webメールだと旦那も私もログインしてエージェントからのメールをチェックすることができるので。
旦那の転職成功には妻の力も大きいと思います。
転職エージェントのメリット
自分だけで転職活動をせず、転職エージェントを使うメリットは非公開求人だけではありません。
転職エージェントを利用すると、転職の相談に乗ってくれます。
今と同じ業界に転職した方が良いのか、別の業界でも転職出来るのか、自分の今までのキャリアだとどのぐらいの年収で転職出来るのかなど、転職したいけどどんな企業に応募して良いのか分からない人も相談しながら転職活動ができます。
転職エージェント経由だとキャリアシートや履歴書をパソコンで作成することが多く、手書きの履歴書が不要な場合が多いです。
手書きの履歴書って面倒ですもんね。
履歴書や職務経歴書、応募動機なども無料で添削、アドバイスをしてくれるので転職に慣れていない方にはすごくおすすめです。
うちの旦那も転職経験0で就職の応募書類なんて前の会社に入社した10年以上前に書いただけなので、職務経歴書や志望動機を添削してもらいすごく助かりました。
最初は同業他社への転職を考えていましたが、相談したところ同業だと似たような環境の会社が多く、年収は下がらないで転職できるかもしれないが激務になる可能性が高いとの事で前職の経験が多少生かせる全く別の業種へ転職しました。
結果、転職してすごく良かったです。
現在、転職して5年ですが年収も徐々にあがり、以前の会社の良かった時期よりも80万程年収がアップしました。
前の会社のボーナス10万、残業0の悪い時に比べたら180万ぐらいアップしたかも。
転職したのは一部上場で社員数も多い大企業ですが、非公開求人だけあって名前を聞いても全く分からない会社です。
世の中には大企業だけど全然しらない会社もたくさんあるんだなーと思いました。
【業種、お悩み別】おすすめの転職エージェント一覧
ということで、旦那さんの給与や残業などの働き方に不満がある奥様、転職してもらうのすごくおすすめですよ。
「おすすめって言われても転職して欲しくても旦那が転職する気が無いのにどうしたら良いんだ!」そんな簡単に言わないでくれって思いますよね。
実は我が家も、転職して欲しい私と転職に前向きじゃない旦那は転職についてすごく揉めました。
なので、転職したくない旦那さんをお持ちの方は下記も参考にしてみてください。